自宅学習が中心となるのが特徴
通信制大学の大きな特徴は、自宅での学習が中心となることです。テキストを使用した授業や動画を使用した授業などの種類の授業形式があります。これらの方法で勉強に取り組み、レポートを提出して試験を受けることで単位が認定されます。4年間で合計124単位を獲得し、卒業試験などの必要な要件を満たせば大卒資格を取得することが可能です。ただし、すべて自宅学習で完了するわけではなく、キャンパスなどでスクーリングを受ける必要もあります。自宅でカリキュラムの大部分を学ぶことができる通信制大学は、全国どこからでも通いやすく、学ぶ時間も自分のスケジュールに合わせて決定することが可能です。そのため、社会人が働きながら卒業を目指したり、主婦業をこなしながら学んだりする方が多く見られます。
通信制大学の入試・編入の特徴
通信制大学は入学試験がなく、書類選考で入学できる学校が多いのが特徴です。学校によっては面接を行う場合もあります。科目履修生として在学する方法もあり、特定の科目だけ履修することも可能です。資格取得のために、一部の授業のみを受けたいという場合に利用されます。また、大学卒業した方や中退した方でも、書類選考などの方法によって編入可能です。科目によっては過去に取得した単位が認定されるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。試験がないために入学は簡単ですが、卒業率が低い傾向があります。自宅で一人で勉強する必要があるのでモチベーションの維持が難しく、勉強時間の管理も難しいことが理由として挙げられます。通信制大学に通うのなら自己管理を徹底することが求められます。
転職に注目が集まる今の社会で、会社員から教職を目指そうとしている方には、教育免許を通信制の大学で取得することをお勧めします。通学する必要がなく料金も安く済ますことができるところが良いポイントです。